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(Japanese) 黒いウサギ
ウサギというキャラクターを通じて苦しむ地球について語った絵本です。作家は問題を直接的に浮き彫りにさせる代わりに、地球の痛みを隠喩的でありながらも美しく描いています。作家の表現方法は隠喩的ではあっても、そのメッセージは私たちが住んでいる地球をこのまま放っておいてもいいのかと、正面を切って問いただしています。本の中の黒いウサギはただの一匹のウサギではありません。次第に大きくなってばかりいく人の欲望を象徴するだけでなく、あらゆるものをひとつ残らず抱いたまま健康に循環させることができない私たちの暮らしを映し出しています。本のカバーはスライド式になっており、しゃがんだウサギのような黒いカバーをスライドさせると、そこには同じ形のゴミの山が出てくる仕掛けになっています。
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Sena Oh