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(Japanese) クマ(Bear)さんの椅子
クマ(Bear)さんの椅子:静かで規則正しい暮らしを楽しんでいたクマさんは、疲れたウサギが休めるように自分の椅子を貸してあげてからピンチに陥る。ウサギの自由放任さは、時間が経つにつれてクマさんの居心地を悪くさせた。クマさんはウサギに自分の気持ちを話そうとしたが、感情を口に出すのがこんなに難しいとは思わなかった。誰かと仲が悪くなるのも、自分の気持ちを話すのも、クマさんにとっては初めてだったからだ。クマさんは言えない言葉の代わりに、行動で気持ちを示そうとする。しかし、クマさんの行動はかえってウサギの好奇心を刺激し、「一緒に遊ぼう!」というメッセージに誤解されてしまうばかりだ。意思疎通ができないまま、ついにクマさんは温和で優雅な元の自分の姿さえも失っていく。しかし、その悪循環の末にクマさんは大きな勇気を出す。この本は、他者との関係において悩みを抱える人々の感情に深く共感すると同時に自分の姿を振り返り、気持ちを正確に表現することが健康な人間関係の第一歩であることを気づかせてくれる。
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Noh Inkyung
(English) Noh Inkyoung studied Visual Design in Hongik University and Fine Arts in Italy. Books that are written and drawn by Noh Inkyoung include Mr. Bear’s Chair, X, the Hedgehog, The Breath, and I Am a Bag. Noh was selected as the Illustrator of the Year in Bologna Children's Book Fair with her work in The Book Cleaner, Soso in 2012. In 2013, Noh won the BIB Golden Apple Award and the Petits Momes Award in Switzerland with her illustrations in Mr. Elephant and 100 Drops of Water. Hedgehog X won the White Raven in 2015, and Mr. Bear’s Chair won the One Book, One Library of Seoul in 2018. Noh's other illustrations include I Love You No, Dumb Letter!, Great Day for a Picnic, and Sorry Cat!
(Japanese) 2006年初創作絵本である『電車と魚』を出版して以来、『本掃除部ソソ』、『象おじさんと100個の水滴』、『ハリネズミエックス』、『君の日』など新しい試みをした作品を着実に出版して来た。『本掃除部ソソ』で2012年ボローニャ国際児童図書展今年のイラストレーターに選定され、続いて『象おじさんと100個の水滴』で2013年ブラチスラバ世界絵本原画展(BIB)金のりんご賞を受賞し、『ハリネズミエックス』が2015ホワイトレイブンズに選定され、世界の注目を集めている。『クマさんの椅子』は『2018ソウル市一つの図書館一冊の本を読む』に選ばれた。