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(Japanese) ひと編みふた編み
おばあさんは毎日編み物をします。帽子や手袋はもちろん、少年が一番大切にしている人形やセーターもすべておばあさんの手作りです。おばあさんが編み物をするたびに、その横で少年は残った糸であやとりをします。時にはおばあさんと一緒に公園に行ったり、日差しのいい日には編み物をするおばあさんの横で心地よくお昼寝したりもします。ところがある日、おばあさんは7回寝て起きたら帰ってくるという約束を残して、救急車に乗って行ってしまいます。
おばあさんが恋しい少年はどんな遊びをしても楽しくなくて、おばあさんが帰ってくると言った日を指折り数えながら待っています。おばあさんが編んでくれた毛布をかけて、7回寝た少年は夢路をたどっておばあさんの胸に飛び込みます。
- About the Author
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Hwang-Hee Lee
(Japanese) 漫画家、イラストレーター、絵本作家として活動しています。『ひと編みふた編み』は、おばあちゃんが作った編み物でいっぱいだった子供時代を思い出して描いた物語です。おばあちゃんの愛の中で成長した子供が、別れの瞬間を迎える過程を描こうと思いました。『ポンドンイの幸せ日記』、『責任感が育つ子犬探求生活』の絵と文を書きました。